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米軍基地費用負担の拡大

2006/04/26 09:43
軍事評論家の神浦元彰さんは早い段階から、アメリカの軍事戦略の見直しとグァム基地の強化に注目していた。
沖縄基地の移転がラムズフェルドの先の日韓訪問から具体化してきた。ところが移転費用は日本の希望で出て行くのだから、日本が出せ、とアメリカは要求してきた。
神浦さんは、これについて、答えてくれた。(4/26日)

質問:
以前、神浦さんからグァム基地強化はアメリカの戦略の変化とお聞きしたことがあります。
 沖縄の基地縮小はアメリカの戦略の見直しで、日本政府の要望ではありません。 ましてや、住民の希望など全く聞き入れたものではありませんね。うまく利用しただけです。
 なのに、日本の要請で移転するのだから、立退き料を払え、というのが今回の負担事由のようです。政府は慌てて法整備に取り掛かるとか。 政府が国民を嵌めたのか、それにしても沖縄住民を愚弄している。
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あくまで日本政府は沖縄の負担軽減のために、米軍のグアムへの移転費用と施設建設に経費負担は必要と主張すると思います。すなわちグアム移転費は沖縄の人のためという論理です。これから国会での法案説明にもその線に沿って行われるでしょう。
 でも多くの日本人は、米軍の都合(戦略)で沖縄からグアムに移転することを知っています。すなわち政府がこれからつくウソを見抜いています。政治への信頼がますます失われていくでしょう。
 アメリカも日本はちょっと脅せば簡単にカネを出す国として認識するでしょう。私はこのような政治家や官僚を売国奴と呼んでいます。そんな連中が国民に愛国心を大事にしなさいと主張しています。日本の国家としての尊厳や独立心を踏みにじった者たちです。
 やはり日本の独自戦略を確立することが大事ではないでしょうか。アメリカに従属するための日米安保ではなく、対等の立場で協力できる日米同盟です。それがないから沖縄は米軍や日本政府から愚弄されるのです。
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外務大臣も「グアム基地の強化はアメリカが得するというが、結果として日本全体の安全保障上、役に立つ」と答弁している。(2/20)
アメリカの軍事戦略を善とした前提で物事を考える、日本の空しさが将来に渡って負担を恒常化することにならないか。グアムでは米軍の海洋汚染が問題になっているが、嘆くだけのグァムと変わらない国になってしまう。
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『突破流・実践ヤクザ式対話術』 出版

2006/04/11 17:17
一昨年、宮崎学主催の「文章道場」があった。
毎回テーマ課題があったのだが、参加者のNANIOさんは独特の感性で一際、ユニークな原稿を書いていた。例えば小泉の大衆迎合政治に対する「ポピュリズム」については、NANIOさんの場合はこうなる。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/1056/1055950697/28
キャバ壌と小泉を見事に融合させてしまうNANIOワールド。
その際、講師からヤクザの地下言語について本を出したいとの話があった。
それから取材すること数ヶ月、ついに出版されたのが、宮崎学著、漫画・西原理恵子、構成NANIOによる『突破流・実践ヤクザ式対話術』 。

10日発売され、早速アマゾンで購入。平積みされているところもあるようで、アマゾンでは688位(4/11日現在)と健闘している。

構成が実にリズムカルになっており、解説はそのまま若手芸人が演じてもいける漫談調であったり、一気に読ませる。
かつては不良言葉と言われ、学生が悪を演ずるのに使われていたものだ。しかし、今はどうだろう。本来のヤクザ言葉の使われ方が乱れている。
言葉の重みについて、宮崎学氏は「序」で

小泉純一郎はこんなことを口走っておった。
「郵政民営化のためなら命がけでやる。殺されても通す」
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ヤクザの親分は本気で事に当たるときには絶対、「命がけ」とは言わんもんや。

というのである。
一方で、一般人の買い物や雑談、ネットのメール、議論にしても刺々しい言葉が横行しているように思う。言葉に優しさと気遣いが少ないのである。ヤクザ言葉には優しさがある。
例えば「オトシマエ」という紹介がある。
地下言語としては[自分で責任をとる」(75P)という意味だそうだが、一般的にも「落とし前」などと、揉め事を解決して面目をつける際に用いられる。最近ではそうした言葉は上品ですらある。
「お前!来んな!」「落ちろ!」「OOの資格がない!」といったように痛い言葉が乱用されている。
このように問答無用、拒否といった行き場のない、落としどころを用意する優しさが欠けた言葉が氾濫する時代になっている。
私は決してヤクザを礼賛するつもりはない、ヤクザにも劣る普通の人々に警鐘を込めて同書を推薦したいのである。

取材に同行したという漫画を担当した西原理恵子氏は、こんなインタビューを紹介している。

いや〜 最近の素人さんはホンマ度胸がありますな〜
ワシらなんて おそろしゅうて おそろしゅうて
株なんて インサイダー取引やないとようさわらしまへんわ〜
ホンマ あんなキケンなもん平気でんな〜

株だ!株だ!と飛びついては騙されたと他人のせいにする、にわか勝負師を揶揄している。これほど明快な株の極意はない。生きる心構えとしてもヤクザ言葉を盗む価値はある。

いつか機会があれば、ヤクザによる「対話術実践講座」を開いても面白いと思う。勿論、NANIOさんが司会で両雄のサイン入り本も売って欲しい。


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「ジャーナリズムとしての鈴木宗男論」について

2006/02/24 02:37
ジャーナリズムとしての鈴木宗男論」について
民主党の永田寿康議員、議員辞職について「ムネオ日記」で昨日付けで書いているね。どっちみち、それで超有名人になれたんだから、いいんじゃないの。
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ジャーナリズムとしての鈴木宗男論

2006/02/23 22:01
これほど世論の評価が変わった人物は近頃いない。
「ムネオハウス」を筆頭にパッシング一色だった。
私は次の理由から鈴木宗男を支持しなかった。
秘書時代に障害者施設を運営する叔父が彼を知っていたからだ。
施設から子供が居なくなると、世間では脱走といい、危険視される。叔父に言わせると、ただ家出しただけなのに、となる。そこで叔父は世間の無理解が障害者が社会に受け入れられない障害になっているとして、法律の運用方針の変更を鈴木宗男氏を介して当時の代議士中川一郎氏に陳情した。結果、鈴木氏からの答えは「法律にないものは無理だ」とのことだった。それ以来、叔父は鈴木氏の政治家としての能力に疑問をもつようになった。その一年後、大平内閣が誕生し、法律は改正され、叔父の意見が運用方針に追加された。

先の選挙前、あるイベントで鈴木氏と初めて会った。
そのことを確認したかった。
鈴木氏の答えは明瞭であった。
「あれは秘書としての対応ですね。今は違います。その理事長のお宅には伺って話をしました。」
彼の柔軟性に驚くとともに、秘書としての活動と、政治家としての仕事を混同してみていた自分に気がついた。マスコミからはパッシングされたにも関わらず、恨んでいない。むしろ、よく見てみようという世論の動きに有難いと思っているという気持ちに表われている。

私は当時のムネオパッシングに違和感はなかった。その大きな役割を果たしたのがメディアである。ムネオハウスを追求した共産党の佐々木憲昭氏に拍手すら送った。とこらが外務省の恣意によるガセネタで有りもしないムネオハウスに踊らされたものだったことを知る。
今日、「堀江メール」なるものの捏造疑惑で民主党議員が辞職か、というニュースが流れている。ムネハウスで検察まで動かし逮捕されることになった外務省の責任は未だに不問だ。しかも佐々木氏が反省し、ましてや責任をとる行動を取ったという話は聞かない。

その鈴木宗男氏が脅威の復活劇を演じた。
しかも小泉ブーム最中での物言う地域の存在を示してみせた。
ライブドア問題での検察の焦りについて、魚住昭氏はこう分析している。

 検察もまた、組織官僚だから、いかに自らの威信と権力を維持するかに腐心している。その点で、4年前に逮捕した鈴木宗男衆議院議員が復権したことには大きな危機感を抱いたはずだ。検察が標的にした政治家で、彼ほど早くに表舞台に復活した例はない。検察は「検察幻想」を維持する必要に迫られていたのだ。(毎日新聞2/21)

パッシングの渦中で、魚住氏と同じく鈴木宗男に注目した人がいた。
宮崎学氏である。
どちらも現場主義という点では共通しているように思うが、手法が全く異なる。宮崎氏は常に当事者の側に入って観察する。石ころを拾うような小さいことでも顔を出す。
22日に創刊された講談社「Moura」の『直言』に、こんな巻頭言を寄せている。

既成のメディアは「擬制」の推進者であることは論をまたない。その中から「何か」が生まれることなどは最早ない。しかし、この国とこの社会には、必ず「生々しい」現場がある。その「現場」をどう見るのか、そしてその「現場」とどう向き合うのか、それを示しうるのはわが執筆陣以外の日本の表現者にはその能力は全く無いと思う。(「直言」創刊にあたって http://www.moura.jp/scoop-e/chokugen/

正に生々しい現場に見事なまでに入り込む姿をしばしば目撃した。それが時には非難材料になったりする危うさが付いてまわるのだが、本人は一向に羊歯にも掛けない。薄っぺらな正義に真実はないと確信しているからだ。
別の言い方をすれば、高野孟氏編集の「ざ・こもんず」のコラムでこんな表現をしている。

「文化人」的なるものの徹底した否定を貫くこと、これが私のこれからの課題であるということが確認できた今年の正月旅行は、実りの多いものとなった。(「正月旅行・プノンペン報告その3」http://www.the-commons.jp/contents/mt-tb.cgi/282

このごろでは最もテレビの露出が多い政治家が鈴木宗男氏である。
鈴木宗男氏の評価を決定付けた、私が少なからず影響を受けたジャーナリズムとは何だったのか。
世論を誘導した国賊ムネオのイメージに、メディアはその後、どう対応したか。責められるべきは佐々木憲昭氏や外務省だけではない。復活した宗男氏に賞をもって償うという方法だってある。賞ならタダだ。「カムバック賞」というのもあるが、地域政党としての役割を評価して「北海道賞」でもいい。そういうけじめがなされてこないところにマスコミの信頼性を失ってきた要因があると思う。テレビ、雑誌の露出は決してメヂアの”けじめ”ではない。鈴木氏のキャラクターに負うところと、質問趣意書の連発による弱小政党の逆襲と新たな外務省疑惑に原因があるのは残念だ。鈴木宗男の評価の変遷は、ジャーナリズムのいい加減さを証明する格好の材料ともなった。

ししろう
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父のこと

2006/02/11 19:06
『空間に恋して』で紹介した父についての記事ですが、
昨年他界したことは触れました。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/1056/1055950697/34

>通夜の当日には地方新聞に死亡通知と同じ紙の文壇に、最後の投稿となった俳句・短歌が5句掲載されていた。最後まで元気に活躍した突然の死だった。

このほど1周忌に合わせて、句歌集『樹氷林』を長兄の手で自費出版しました。
30代に学んでいた句作を80歳になってから再開し、主に十勝毎日新聞に投句したものが中心で290句、110首を収録したものです。

 余生とは雑事の異名草毟る

没後初七日に掲載されることになった句歌

 猫さえも食糧事情よくなりて
    鼠も捕らず朝から寝てる

亡くなる1年ほど前、一番詳しい農業のことは余り出てこない等、話をしたところ、
「お前も俳句をやれ」と言っていたが、その才を受け継いだ子供はひとりも居ない。
                      ししろう
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韓国人も血中重金属濃度が高い

2006/02/07 11:08
「水俣フォーラム」に参加して」について
調査対象の血液1リットル当たり平均4.34マイクログラムの水銀が検出された。これは、ドイツ(0.58マイクログラム)の7.5倍にのぼり、中国(3.5マイクログラム)より高いレベル。
 ただし、水産物をたくさん食べる日本の場合18.2マイクログラムだった。
中央日報2/6
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=72443&servcode=400&sectcode=400

日本の数値は母体で19.4マイクログラム、母体からの移行が高い臍帯血中水銀濃度28.8マイクログラムという報告もある。http://dr-urashima.jp/pdf/kodomo-3.pdf
いずれにしても水産物摂取量が多い日本人は総じて高い。
ししろう
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共同生活、何が悪い!

2006/01/27 13:17
>事件の背景には希薄な家族関係、孤立した個人などの問題がある。これからも報道するならば、そうした背景にメスを入れて欲しい。 26日

ワイドショーでコメントする立場では、そうなるのかもしれない。
これは事件なのか、それとも社会現象なのか。
取り上げ方が重要だ。
本人は恐喝容疑で逮捕された。だがこの問題の本質ではない。だから警察は催眠術の本などを押収して事件の解明にやっきなわけだ。全ての情報は何らかの手段で警察は手に入れることができる。その警察がよもや別件逮捕のような今回の微罪で事足りとすることはあるまい。報道の仕方は恐喝事件(かなり実刑は難しい)としてではなく、不思議な共同生活に主眼がおかれている。
ししろう
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警察は誰の者か

2006/01/26 18:46
警察による権力増大に寄与するマスコミ

多数の女性と不自然な集団生活をしていたとして逮捕される事件があった。
容疑は恐喝。この程度の微罪なら、通常は別件逮捕の手法で用いる類である。当然、重要な次の事件が明るみに出るだろう。
でなければ、警察の操作能力が疑われる。多数の催眠術の本を押収。さて何が出てくるか。
もし何もなかったら、一人の市民に対する重大な権利の侵害である。
多数の女性と結婚という趣味の問題に警察が関与できるのか。本人は戸籍法上も問題ないことを役所で確認している。
チェック機能を失ったマスコミにリークしてまで、これを報道させた警察の狙いとは。果たして警察は誰のものか。
政権に思いやり逮捕で点数稼ぎ、予算稼ぎをしてきた警察官僚が、続投がなくなった小泉政権を見下ろしてのことか。
宮崎学氏が言うように警察官僚の巻き返しなのか。
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どぶ掃除をする事によって検察のポジションを下請けから上の立場に上げようというような事が判断された可能性が非常に高いと僕は見ていますね。
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国策捜査という言葉があるが、薄っぺらな正義で世論に同調する警察の行き過ぎは、むしろ危険な兆候だ。マスコミの餌食になりそうな事件なら、いつでも逮捕されかねない。
                                   ししろう
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「後追いメディア」について

2006/01/26 16:44
後追いメディア」について
『ざ・こもんず』に宮崎学氏が1月12日にプノンペン「正月旅行」と題して記事を書いている。そこへ主催者の高野孟氏がコメントを書き込んでいる。高野氏の意気込みがよく分る事象だ。
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後追いメディア

2006/01/25 21:39
村上龍は『村上龍文学的エッセー集』の発売に寄せて、こういいます。

社会のパラダイムが変化しているのに、マスメディアは変化を伝える文脈を整備できていませんし、整備しようという意志があるのかどうかも不明です。わたしはその隙間でエッセイを書き続けたような気がします。 JMM [Japan Mail Media]1月22日号

ここ数年、インターネットを取り巻く環境は急激な進展を遂げている。しかしマスメディアは巨大であるために動くことが出来なかった。
小泉首相はホリエモンを担いだ責任について、やったのはマスコミの方だと反論した。一理ある。と同時にホリエモン現象に懐疑的だったマスコミを豹変させたのはインターネットでのホリエモン擁護の論調だった。経済界、政界のホリエモン批判はインターネット批判に通じていたからだ。偽装建築設計にしても、インターネットが先行していた。証人喚問への流れもインタネットが作ったといっていい。ほどにメディアは後追いでしかない状況が生まれている。勿論、総仕上げとしてのマスコミの機能は十分に働いてはいる。その好例が小泉劇場に依存し続けたマスコミによって、先の選挙で自民圧勝により、政治家見習いをして大量にジュータンを踏ませた。

インタネットでは新展開が加速している。
高野孟氏の「ざ・こもんず」は既に稼動している。宮崎学責任編集による、Webマガジンが来月から始動する。一般人参加型のマガジン・「ツカサネット新聞」も確実にネット記者を増やしている。
マスコミに動かされる熱狂の裏で、確かな議論が生まれる新しいメディアとなるのか、楽しみだ。                                                     ししろう
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ロボットは悪か。

2006/01/20 16:24
韓国政府は警察と軍の協力で、ロボットの実用化を目指している。
コリア タイムス 1/16
ダイナマイトの偉大な発明はやがて、核開発で人類に牙を向けた。抑止力という正義の名において。警察官に変わる捜査にロボットが使われる。災害でも人力が及ばない場面でロボットは有効な手段となろう。5年以内に実現とか。
果たしてロボットによる戦争の議論は行われたのだろうか。イラク戦争ではゲームのように武器が使用され、多くの人が犠牲になっている。特に市街戦での無差別な市民の死は、正しい戦争とは何だったのかの疑問が続いている。戦争がハリウッド映画化し、スターウォーズを現実にする競争原理が働いている。                      ししろう
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「水俣フォーラム」に参加して

2005/12/08 03:43
水俣フォーラム「水俣の経験を世界に生かす高感度水銀分析」 」について
定刻の7時には3人掛の椅子に4人で座って詰めるも、周りの椅子席も満杯となる盛況だった。
今更、水俣!
いや既に水俣は過去のことと認識していたのは私だけだろうか。関心の高さと原体験世代から学生までと層の広さに驚いた。
「猫がてんかんで全滅」
公害の原点ともいえる水俣病の起こりを講師の赤木洋勝氏が紹介。環境異変は弱いところから、それが小さな動物、しかも人間に最も近い猫から悲劇は始まった。猫もネズミも街から居なくなった。昭和29年のことである。それから悲劇が人間にまで及ぶには時間がかからなかった。31年ついに最初の死者が出ることとなる。
勿論、企業側も政府も水銀に原因があるとは認めない。政府が公式に公害と認定したのは、それから12年後である。そして記憶に新しい一次訴訟で患者が勝訴したのが48年。国によりメチル水銀0.3ppm、総水銀0.4ppmという魚の「暫定規制値」が決まる。

私は水俣病が何故、今日的問題であるかの一旦を知った。今、アスベストが騒がれている。しかし70年代から既に指摘されていたことで、政府は危険性を承知していたのである。政府の対応の遅さで被害の拡大を抑えられなかった教訓は全く生かされていない。その意味では”水俣病の負け”である。

続いて、水俣湾の汚染の全体像を調べるために水銀分析へと進み、いかに信頼性の高い分析法を作り上げるかの研究過程が話される。不安をあおるだけと非難された「赤木方式」と呼ばれる水銀分析の精度と感度の発展により、有機水銀が食物に含まれる量が科学的に証明され、「規制値」の見直しが急がれている。
クジラ、イルカには有機水銀濃度が高いと言われている。食物連鎖により、大きい魚ほど、濃縮された水銀が貯まるのだという。そのトップが人間というわけだ。
欧米では大型の魚は食べないように勧告しているというが、日本は規制の対象外のまま放置されている。それでもクジラは捕鯨反対もあって、摂取量は少なくなっている。しかしクジラだけのことではないと赤木氏は警告する。
環境省国立水俣病総合研究センターを退官した今、「何のしがらみもないから、言うべきことは言っていく」と益々元気な赤木氏の今後の発言に期待したい。

終了後、事務局の人が「水俣問題からは社会のいろいろなことが見えてきます」と語ってくれた。肉体に及ぼす目に見えること以上に、人間関係、差別、コミュニティーのこと、あらゆる病根と同一性を感じる。どの切り口からも水俣は啓示してくれる。

12月17日には講演会がある。
「水俣から環境・人権・平和を考える」
http://www1.0038.net/~minamataforum/02exhibition/17kaizukapre.html
水俣病患者の方をはじめ、映画監督崔洋一氏、歌手の上條恒彦氏のトークもある。
                                          ししろう
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水俣フォーラム「水俣の経験を世界に生かす高感度水銀分析」

2005/11/29 16:36
「水俣フォーラムは水俣を通して私たち自身や社会、生活を問い直し続ける試みです。」ー水俣フォーラム

12月の講演会
赤木洋勝講演会
「水俣の経験を世界に生かす高感度水銀分析」

公害先進国でもある日本の、公害の原点ともいえる水俣病。
講師の赤木氏は「赤木法」といわれる高感度水銀分析法を開発した、水俣研究者です。
とても気さくな講師ですので、分りやすいセミナーになると思います。

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マスコミのわな

2005/11/18 12:58
>明日発売になる「週刊文春」を読んで「なるほどな」と思ったことがある。それは「『人権擁護派』浅野健一同志社大教授『学内セクハラ』を被害者が告発!」という記事だ。同志社大学ではかねてから浅野教授のセクハラ疑惑が噂されており、その件数は「週刊文春」が記事にした以上のものがある。本当なのかどうか。それを大学が調査し、浅野さんご本人も事実関係を否定するなり、弁明するなりすべきだ。 16日

事実関係とは全く関連のない話で恐縮だが、物事はそれほどまでに分りやすいものなのかという疑問である。確かに次々と事件に忙殺される報道する側としては分りやすさを求めがちだ。しかしそれで何が分ったことになるのか。何が解決したのか。どこまで浅野氏の問題に迫ったといえるのか。そうした環境が整わない中で、浅野氏が発言することはないであろう。コメンテイターは兎も角、メディアや評論家には全体を評する力量と深さが求められる。
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「盗聴法」と報道の自由

2005/10/26 23:35
盗聴法の目的は達成されている」について
「国境なき記者団」は「自由に報道が出来る国ランキング」を発表した。
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=15334
右がその表だが、日本は韓国と並んで中位だ。ただ自由の国とブッシュが喧伝するアメリカが44位など、記者にとって不自由な国々という意味だろう。これらの国は言論の自由はあるが、必ずしも自由に報道されていない。もっとも戦乱のイラクよりも最下位の北朝鮮には報道の自由も言論の自由もない、ランク外が相当である。 
                                           ししろう
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「バカでいろ」

2005/10/21 11:31
馬鹿にしか見えないことがある。馬鹿にしか言えない真実がある。

 これは赤塚番だった武居俊樹さんの『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(文藝春秋)で紹介されている。「バカの精神」は「愚直」でもあるのだろう。何かの枠組みに入っていては見えない、聞こえない、そんな風景が世界には広がっている。そこに到達する方法として「Foolish」がある。(10 /20日)

アップルズコンピュータCEO(最高責任者)のS・ジョブス氏の言葉 
Stay Hungry,Stay Foolish  (飢餓感を持て、バカでいろ)
を取り上げた続編。
私は「もう少し馬鹿になりなさい」というほめ言葉に近いものがあり、「バカでいろ」という解釈はとてもしっくりする。近頃は何かと差別用語に敏感であるが、これなど立派な文化の高い言葉である。マスコミの自主規制とやらで、文化の香りが漂う言葉が葬り去られつつある中で、残したい言葉だ。
「バカ」になってものを見る、考えることは難しい。まして「バカ」に成りきることは煩悩を絶つに近い境地だ。あれこれとらわれず、もう少しバカになって見れば見えることはある。赤塚さんらしい。赤塚さんを尊敬するタモリもまたバカの系譜か。タレントから総理まで料理する「笑っていいとも」のタモリには気負いがない。
                                             ししろう
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盗聴法の目的は達成されている

2005/10/17 14:46
盗聴法が成立してメディアに逮捕者が出ましたか。
出ていない。何故か。
鹿砦社の松岡利康社長の逮捕は名誉毀損という権力のオーソドックスな不当逮捕はある。
しかし楽天などの顧客情報流出など、問題がないわけではない。
それによって心配されていた楽天のサーバー押収捜査などはあったのか。
個人事業者が盗聴法の嫌疑でサーバーを押収されたら、即倒産だ。

私は盗聴法によって当初の目的は達成されていると思う。
だから心配されたメディア関係には逮捕者が出ていない。
何故なら、発案者にはそれだけの強行する理由があったから。
確かに、薬物つまり薬物密売事犯ですでに適用されている。
「厳格かつ適正な運用がなされるよう特段の配慮を要する」としていたものの、
昨年も4件と着実に実績を積み重ねている。
こうして、本来、刑事訴訟法上の捜査権で十分逮捕できた事案なのに盗聴法を適用するあたりは抜け目がない。
してみると左翼などが反対していたのは何だったのか。
小泉手法を思い起こしてみたい。
敵を作って中央突破。
敵つまり反対していた共産党などは、単なるお飾り。
ねらいは必ず他にあったはずだ。

運用にあたって一歩踏み込んだ処置が取られるときこそ、その実態があきらかになるだろう。
当面は「振込め詐欺」における適用を目的とした改正である。そこが権力側のチャンスだ。
今ほどチャンスはない。、餌さえ蒔けば、大衆はどんな改悪にも付いてくる。
                                                    ししろう

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再び鈴木宗男の喧嘩がみられる

2005/10/04 10:23
外務省が鈴木氏との付き合い方について、<1>会食は当面辞退する<2>接触する際は原則、応じるものの、強い意見表明があった場合は官房総務課に相談する――などと定めたマニュアルを幹部職員に配布したというニュースに官僚は意外と子供ぽい事をするものだと思った。

これに対し、鈴木氏は「特定の国会議員を忌避するのは、全国民の代表者である国会議員を軽視することだ」と批判する談話を発表。その中で、「(これまでは)外務官僚の特権を守り、スキャンダル隠しに手を貸してしまった。今後は私の知る外務官僚、外務省の組織の実態を明らかにし、国民の知る権利を確保するために尽力する」と外務省を挑発していた。 ヨミウリ10/3日http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051003i213.htm

宮崎学氏が「体制側にいた人間の方が喧嘩は面白い」というので、トークイベント新宿『ネイキッド・ロフト』にて「突破者・宮崎学、鈴木宗男を斬る!」を開いた。テーマは「鈴木宗男はなぜ辞めさせられなければならなかったのか?政界の裏側、小泉政権etc.を徹底検証!」
この中で鈴木氏が語ったのは外務省が情報操作のために、偽の情報も作るということである。その情報の一つが「ムネオハウス」なる英語まじりのロシア疑惑である。「マスコミは情報を与えたり、与えなかったりすると擦り寄ってくる」というのが5月13日の宮崎学・魚住昭・佐藤優氏によるトークバトル「このくにのヤミを斬る!」で佐藤氏が披瀝してくれた話であった。
鈴木宗男氏を巡って様々な情報が反体制側という人たちに外務省からもたらされるのか、興味深い。佐藤優、そして喧嘩の仕方を知っている宮崎学が外務省の情報戦にどう挑んで、この国の外交が子供ぽい感性を引きずりながら、どういう外交交渉に当たっているかという現実を見せてくれるはずだ。
                                        ししろう

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ブログ検閲・削除

2005/10/03 12:08
権力に絶対の信頼を寄せた次に何が起こるか」について
国際的なジャーナリスト民間団体「国境なき記者団」(本部パリ)が、表現・報道の自由を制限されている国のジャーナリストを主な対象にブログの開設方法や当局による検閲・逮捕を逃れるノウハウを伝授した手引書を発行した。ヨミウリ10/2日

現在、中国で62人、キューバで21人など世界で約100人がインターネット上で反体制活動を行ったとして投獄されているという。
日本での問題に限って述べるなら、ライブドアの選挙期間中の自主的削除を取り上げたが、日本では当局の検閲、削除命令は考えられないだろう。しかし”自主的”という形での権力への迎合は有り得ること。勝谷誠彦氏の日記削除は差別的表現にあったようだから、ちょっと赴きが異なるが、氏はジャーナリストとして様々な自主規制のあるメディアの中、ぎりぎりの表現を強いられていると言う思いがあるはず。ならば本音はブログでという手法でメディアを利用する手もありで、メディアの壁を破る手段として注目しているところ。
これまでは発言を撤回せよという形での抗議はそれも表現として通常行われてきた。しかし管理者が削除という行為に及ぶ場合はかなり限られたものになるべきだ。削除が大衆の検閲という名の常套手段になることを危惧するからである。
                                                 ししろう
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外交は交渉術か?

2005/09/21 10:21
「北にだまされた」という滑稽な被害者ぶり。米首席代表ヒル国務次官補の土壇場での合意に誰が手放しで喜ぶであろうか。日朝政府間対話の再開合意も町村のいいこちゃんで、果たしてどこまで交渉力が期待できるのか。
外交を交渉術とする小泉首相をはじめとする政治家の浅はかさには嘆くばかりだが、外交を交渉とするなら官僚まかせで、それを望むのは無理だ。国民は散々国に騙されてきた。交渉力なら騙され続けた国民の方が上だ。拉致被害者は長年に渡って、嘘とごまかしの政府と闘ってきた。よく分っていたのは被害者の会の人たちだった。
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